飲み合わせに注意しよう
近年では、サプリメントを利用する人が増加していますが、一人で何種類ものサプリメントを
一緒に飲んでいるという人も多くなっています。
マルチビタミンやカルシウム、プラセンタ、DHAなど色々なサプリメント商品を
組み合わせて摂取している人もいることでしょう。
多様な種類のサプリメントが販売されるようになって、いくつも同時に飲みたくなるのは
うなずけます。
サプリメントの本場であるアメリカでは、多い人では5種類ぐらいのサプリメントを
まとめて摂取している場合もあるくらいです。
飲み合わせ自体がよくないなら、色々な種類のサプリメントを一気に飲むという方法は
制限されるでしょう。
そういうことを考えると、飲み合わせ自体で問題が発生することは少ないといえます。
ただし、医師から処方された薬とサプリメントを同時に使う時は、念のための確認は大切です。
サプリメントと薬の飲み合わせには、問題が生じる場合が多々あることが知られています。
処方された薬とサプリメントの関係
糖尿病の治療のために血糖値を下げる薬が処方されたり、高血圧の治療に降圧剤が
処方された時には、サプリメントとの飲み合わせでよくない影響が現れることがあるようです。
飲み合わせによって血液サラサラ効果がなくなってしまったり、血圧を抑制する成分の
効果が薄れてしまうことが分かっています。
普段から飲み続けている薬がある人が、何らかのサプリメントを使い始める時には、
薬剤師や担当医師に話をするといいでしょう。
治療のために処方してもらった薬が、サプリメントが原因で効果が出なかったら
身体の状態にもよくない影響を及ぼしますので、油断せずにきちんと確かめることです。
サプリメントはの飲む時間が決まっている
サプリメントを活用する人が増えてきている一方で、サプリメントの効果を十分に
引き出す最適な飲む時間とはいつなのだろうと困っているような人もいるといいます。
説明書きを隅々まで読んでも、サプリメントの飲む時間が書かれていないことは
多いようです。
サプリメントの効果によって、飲む時間帯をいつにすればいいかが違うという
ケースがあると言われています。
脂溶性ビタミンという名前がついているものはビタミンA、K、Dで、
共通点は油に溶けることです。
体の中に貯まりやすく、体外に排出されづらいという特性があるものが、
脂溶性ビタミンです。サプリメントで脂溶性ビタミンを補給したいという人は、
食後や、食事をしている時に、サプリメントの飲む時間を設定するといいでしょう。
飲むタイミングも重要
ビタミンB群及びビタミンCは水に溶け出す性質がある水溶性ビタミンで、
体から排出されやすいビタミンです。
水溶性ビタミンをサプリメントで飲む場合は、まとめ飲みはせずに、食後の都度、
飲むといいようです。
ビタミンCを風邪を引いた場合に飲むなら、寝入る前に摂取することがいいようです。
人体は、覚醒状態にある時より、睡眠状態にある時のほうが、ビタミンC吸収率が
より高まります。ビタミンB群は、摂取した食物からエネルギーを作り出す時に使う
成分ですので、運動の30分前を飲む時間に設定するといいでしょう。
ビタミン配合のサプリメントは、飲む時間がビタミンの種類に応じても違うため、
判断に迷った場合はメーカー側に尋ねてみるのも、いいのかもしれません。